概要
大手 SIer から Web ベンチャーに転職して、3ヶ月が経過しました。
SIer では1年9ヶ月、Web 系ではまだ3ヶ月と、期間はどちらも長くはないですが、両者の違いとか感想とかをなるべく平等な視点で書いてみようかなと思います。
SIer で働こうか、Web 系で働こうか迷ってる人の助けになれば幸い!
目次
SIer vs Web
SIer と Web 系の違いは世にたくさん情報が出ているので、そちらを参照いただけたら良いかと思います。
転職前はこの辺の記事を読んだりしてました。
その中にある、以下の図が端的に違いを表してるかと思います。
Web エンジニアは SE なの?プログラマなの?
SI 系の会社のことしか知らない人からは、よくこんな質問をされます。 これへの回答はかなり個人的な考えが含まれているので眉に唾つけて読んどいてください。
どういうことかというと、SIer のような明確な水平分業は存在せず、要件定義からコーディングまでやる仕事だよってことです。どちらが良いのかとか、その辺の議論は核爆弾でしかないのでアンタッチャブル。
一番しっくりくる Web エンジニアの別の呼称はWeb ディベロッパあたりじゃないでしょうか。
また、ソフトウェアの設計から開発まで携わる人*2を表現するなら、ソフトウェアエンジニアあたりが良いんじゃないかなと思ってます。
余談ですが、ソフトウェア開発は全て設計であるという意見が好きです。
ソフトウェア開発はすべてが「設計」である
ソフトウェア開発の「製造」とは何かと言えば、コンピュータがソースコードを解釈して実行する、という部分
転職して3ヶ月後の感想
個人的には、転職してとても良かったと思っています。
その理由としては、
とかでしょうか。
業務内容としては、資料屋から開発屋へと変わった感じがします。 基本的には Web エンジニアは考えるところから作るところまで全てやると思います。
具体的な業務内容以外で大きく違うのは、
あたりでしょうか。何がどう違うかは書くまでもないと思うので省略しますが、これらを踏まえてどういう人が SIer に向いていて、どういう人が Web 系企業に向いているのか個人的な意見を述べます。
SIer に向いてると思う人
SIerというか、大企業に向いている人というのが正解かもしれません。
要するに、普通に生活したいのであれば、SIer にいれば良いと思います。 とんでもなくブラックなSIerにいる人はさっさと辞めましょう。 それは SIer とか Web とか関係なく、ダメな会社だと思います。
世間一般で言う幸せな暮らしと書きましたが、これは福利厚生や世間から見た会社の安定性の話です。例えば、結構な額の住宅ローンをサクッと組めたりします。他にも、こんなにあるの!っていうくらい、福利厚生が充実してました。
要は、昔ながらのサラリーマン的幸せを求めるなら、ベンチャーではなく普通の企業が良い、そんな気がします。
Web 系に向いていると思う人
変な人が向いてます。嘘です。たぶん。
- IT が好きでプログラミングもしたい人
- チャレンジングな環境が好きな人
- 新しいものや今までにないものが好きな人
- 福利厚生なんかなくても平気な人
詳細な業務内容についてほとんど言及していませんが、そちらについては冒頭であげたサイトがわかりやすすぎるため、除外しました。
Web 系に向いてる人の所に、仕事が面白くないと死んじゃう人というのを一瞬追加したんですが、これは個人に依存しすぎるので辞めときました。SIerにも面白い仕事はあります!たぶん。
結論
自分の将来像に近づくことができる会社を探しましょう!
近況
Rails アプリ作ったり、機械学習と戦ったり、コードレビューしたり、勉強会したりしてます。 相変わらず夜更かし癖が治らず、朝が圧倒的に辛いです。 読みたい本は増え続けてます。やりたいこともふえ続けてます。
最近 Haskell がとても楽しくなってきた。