雀巽の日記帳

雀巽が綴る日常の記録

「エンジニアとして世界の最前線で働く選択肢」を読んでみて

アツいタイトルの本を読んだので、レビューとか感想とか書いていこうと思います。

総評

この本で最も注目すべきは中立で具体的に書かれている点だと思います。

タイトルは早とちりすると「日本人エンジニアよ世界に羽ばたけ」と受け取れなくもないですが、そんな本では全くありません。 きっちりタイトルに書いてあるとおり「渡米も選択肢のひとつ」であることを提示する本です。

ソフトウェアエンジニアとして働くにあたって関連がありそうなことについて、例えば中立的な視点から見た日本とアメリカの違い、アメリカへの挑戦が向いているであろうタイプの人材、具体的に米国企業で働くためのステップなどが書いてあります。

また、渡米後のキャリアについては、日本だろうがアメリカだろうが関係なくぶち当たる問題ですので、その部分を読むだけでも今後について考えさせてくれて良いです。

  • アメリカで働くための具体的なステップが知りたい
  • 日本とアメリカのソフトウェアエンジニアの違いを知りたい
  • エンジニアとしてのキャリアについて悩んでる

といった人が読めば、楽しめるのではないかと思いました。

ページ数が少なく文体も読みやすいので、迷ってる方はサクッと読んでみると良いと思います!

感想

読んでいて気になった点に関してつらつらと現時点で自分が感じたことを書いてみます。

あなたはアメリカにあっているのか

この章では、アメリカ生活のメリット・デメリットが書かれています。 中立的な視点で書かれているので、自分自身と照らし合わせて考えることが出来ます。

本気出して考えてみたんですが、デメリットとして紹介されていた点についてほぼ全てデメリットとして感じなかったので、自分は大丈夫そうだなーと思いました。

「あ、日本食が食える頻度減るのかーそっかー」と思ってしまったので、「ほぼ全て」としておきました。 ただこれは田舎限定らしく、大きな都市だと日本食レストランもたくさんあるので、問題なさそうです。

どうやったら渡米できるか

とにかく立ちははだかるビザの壁が厚そうです。 選択肢は3つ提示されていたけど、どれも生半可な気持ちでは渡米は成功しないと思います。

お金と時間(と再びアカデミックに身を投じる覚悟)さえあれば、大学院留学からの現地就職が最高の選択肢に見えました。 留年クソ野郎といえど、コンピュータサイエンスの学士持ちなので、コンピュータサイエンス修士は魅力的です。

それ以外のルートは、正直今自分が持ちうる力だけで進めようとすると、運の要素が大きすぎます。 留学以外で渡米をするなら、専門家のバックアップを受けながら全力で足掻くというのが、最も適当な選択肢だと感じました。

もちろん、オープンソースソフトウェアにめっちゃ貢献するとか、何らかの分野の第一人者になって名を馳せるとか、言うまでもなく最強の手段もありますが、自分の現時点でのスキル、興味関心、趣味嗜好と合わせて考えてみると、残念ながら直近で現実的な手段にはなりえません。

この問題に対しては、自分の目標や目的をしっかり固めたうえで、行動力と不屈の精神でぶち当たるしかないなぁと、正直感じました。

ホワイトボードコーディング面接を突破する

曖昧な部分や気になる点を話し合いながら進めていく、というのを面接中という緊張状態でも自然にできるようにしとかないとなーと思いました。

後は読んでて、完全に競技プログラミングの世界やんけ!最高だぜ!ってなりましたが、弱小競技プログラマすぎるので、そろそろ積読と化してる競技プログラミング本で特訓開始したいと思います。

そういえば、この本でホワイトボードコーディング面接対策本のひとつとして "Cracking the Coding Interview" という本が紹介されていたのですが、なんとコレ、競技プログラミング対策本として蟻本と一緒に日本語版買ってました。

世界で闘うプログラミング力を鍛える150問 ~トップIT企業のプログラマになるための本~

世界で闘うプログラミング力を鍛える150問 ~トップIT企業のプログラマになるための本~

蟻本共々積読と化してましたが、秋葉さん*1によると、この本のほうがかなり易しいとのことですので、まずはこちらから取り組んでみようと思います。

iwiwi.hatenablog.com

早く蟻本も倒さなきゃ……!

ヨーロッパも良いよね

話吹っ飛びますが、ヨーロッパも良いですよね。

ヨーロッパ、日本での国内旅行の距離感で別の文化や言葉を持った国に行けるのが最高に魅力的です。 シルバーウィークに、チェコオーストリアハンガリーを旅行して心の底からそう思いました。

というわけで、ヨーロッパでのソフトウェアエンジニア業界事情についても調べてみようかと思います。 カッティングエッジな方たちからするとヨーロッパは違うのかもしれませんが、個人的には最高に気になります。

今やるべきこと

まずはシンプルに、客観的な英語力とプログラミングスキルを示せるようにしておきたいなと思いました。

趣味と実益を兼ねるという点で、最近サボってる競技プログラミングには取り組みたいと思います。

あと、客観的な英語力を示すということで、まずは TOEIC でも受けてみます。 一昨年会社で唐突かつ強制的に受けさせられた TOEIC IP は440点でした\(^o^)/

流石にクソすぎて辛いのと、とりあえず現時点での英語力を可視化したいのとで、12月の TOEIC にサクッと申し込んできました*2

またゴミみたいな点数叩きだしてしまうと涙が止まらなくなるので、模試を買ってみました。 少しだけ TOEIC 対策とやらもやっておこうと思います。少しだけ。

果たして結果はいかに……。

追記

2015年12月の TOEIC の結果がでました。

Listening: 395
Reading: 365
Total: 760

900点突破目指して頑張ります。

- 追記終了 -

まとめ

目的と目標を明確にし、一歩ずつ着実に前に進む!

*1:蟻本の著者の1人、Cracking the Coding Interview の訳者の1人でもある凄い人

*2:結果を追記しました