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雀巽の日記帳

雀巽が綴る日常の記録

「幕末のバイリンガル、はじめての国際人 ジョン万次郎の英会話」を読んだ

会社帰りにふらりと寄る24時間営業の本屋と、24時までやってる本屋があるんですが、 後者の英語コーナーで「幕末のバイリンガル、はじめての国際人 ジョン万次郎の英会話」という本が平積みされていたので衝動買いしちゃいました。

ジョン万次郎の英会話

ジョン万次郎の英会話

帯に「今 よみがえる 幕末の英会話教本 日本最古の本格的絵会話テキスト」などといったことが書かれており、気がついたら手に取っていました。

『英米対話捷径』(えいべいたいわしょうけい) というのが、ジョン万次郎が幕末に編纂した英会話教本だそうです。

今 よみがえる、「英語使い」万次郎 時は幕末――安政の大獄で動乱をむかえていた1859年、日本最初の本格的な英会話教本が誕生しました。幕命を受けた中浜万次郎によって編まれた『英米対話捷径』(えいべいたいわしょうけい)です。

それの現代語訳というだけだと、正直衝動買いまでは至らなかったんですが、どうやら第1章は「ジョン万次郎の生涯と英語」という簡単な伝記でした。

第1章では「英語使い」としての万次郎の生涯を追いながら、「彼はどう英語を習得し、どのように英語を使えたのか」を大胆に考察します。続く第2章「『英米対話捷径』現代版」では、江戸時代の和文・漢文で書かれた原典の内容を現代の活字と語順で完全翻刻しました。英文には現代訳も付け見やすいレイアウトで再現しています。そして原典の発音表記と英文の語法を丁寧に解説し、「万次郎が本当に伝えたかった英語」を究明しています。巻末の「『英米対話捷径』復刻版」では原典全ページのカラー写真を収録。古文書の面白さを味わえます。

パラパラっと読んでみると……これが非常に面白い。 ジョン万次郎については名前しか知りませんでしたが、数ページ読んだだけで、 まるで冒険小説の主人公のような話に惹かれ、気がついたら買っていました。

内容については、上で引用したとおり、ジョン万次郎の生涯と英米対話捷径の現代語訳、 そして最後に高知県図書館所蔵の原典全ページのカラー写真という構成です。

第1章の万次郎の生涯がホント小説の主人公みたいで非常に面白かったです。 こんな人生送れたらほんと楽しいだろうな〜と思いました。超かっこいい。

第2章については、英米対話捷径の解説と、ジョン万次郎が使った独特のカタカナ発音表記についての考察ですが、 カタカナ発音表記の限界に挑んでたんだなぁ〜と、素直に思いました。

単体で現代人が見ると確かに違和感のある発音表記ですが、実際に声に出すと今のカタカナ表記よりも遥かに原音に近い音になっているらしいです。

読んでいくうちに「まだ耳が良いうちにカタカナ英語を排除した英語教育してくれよマジで……」という、 自分が受けてきた授業への不満が頭をもたげ始めましたが、まぁそれについては過ぎた話。

本自体は、英会話教本と言うよりは「偉人の伝記 + 資料とその解説」だと捉えたほうが良いと思います。 もちろん英会話テキストとしても使えると思いますが、個人的には「読み物」として楽しみました。

ジョン万次郎に関する本、もっと読んでみたいなーと思わせてくれる本でした。