雀巽の日記帳

雀巽が綴る日常の記録

「楽々ERDレッスン」が実務で役立つ実践的な良書だった

「楽々ERDレッスン」というデータベース設計に関する書籍を読みました。

楽々ERDレッスン (CodeZine BOOKS)

楽々ERDレッスン (CodeZine BOOKS)

タイトルでも書いたとおり、かなり実践的で役立つ本です。

「教科書的な知識はあるけど、実務経験があまりなく自信がない」という人にピッタリの本だと思います。

読んでいる最中に「あ、そうそうこれ困るんだよね」とか「ここはこういう風に考えたら良かったのか」とか「あの時の俺の判断は正しかった……!」とか、 これまで自分が実際にデータベース設計をする際に遭遇した「教科書通りにいかなかった点」がいくつもあり、読んで非常に楽しかったです。

以下の記事でも軽く触れました*1が、 この本が提案する ID とコードの捉え方については自分的には目から鱗でしたので、 一度目を通してみることをオススメします!

necojackarc.hatenablog.com

ID はそのレコードへのポインタであり、データライフサイクルを表す。 コードとは業務に基づく恣意的なもの、というのがザックリとしたまとめです。

ID リクワイアドもこの観点でみると、アリだなぁという気がします。 実際便利なことも多く、他で制約をキッチリつけておけば問題を引き起こすことも少ないと思います。

とまぁ、そんな感じで非常に有用な本ですので、実践的なデータベース設計について学びたい方は是非読んでみてください!

ただ、正規化などの基本的知識に関する内容についてはこの本には書かれていないので、 一旦他の本で「教科書的な知識」を身につけた上で取り掛かるのが良いかなと思います。 あくまでこちらは「データベース設計の実践入門」という位置づけだと思います。

RDB 力あげて行きましょう(´∀`∩)↑age↑

*1:この記事を書いた当時は、軽く立ち読みしただけでちゃんと読んでいませんでした。