雀巽の日記帳

雀巽が綴る日常の記録

「価格の心理学」を読んだ

『価格の心理学 なぜ、カフェのコーヒーは「高い」と思わないのか?』を読みました。

価格の心理学 なぜ、カフェのコーヒーは「高い」と思わないのか?

価格の心理学 なぜ、カフェのコーヒーは「高い」と思わないのか?

「はじめに」にある通り、この本は「価格に対する顧客心理をビジネスに活かす方法を、手順ごとにわかりやすく伝える解説書」です。 内容の半分くらいは、元々コンサルタント向けの研修マニュアルだったそうで、そのためか密度の濃い実践的な本となっていました。

行動経済学認知心理学に基づいた、価格特化のマーケティング本、という感じでした。

直近価格について何か決めることは特にないのですが、様々な心理作用とその実際の活用事例を知ることができて面白かったです。

価格決定やマーケティングに関わる人が読むと、即座に実践できそうなことがたくさんのっており、得るものが大きいかと思います。

また、特にそれらに関わらない人でも、世の中の商品の価格がなぜそうなっているのか、 どのような心理作用やメッセージがあるのかを考える切っ掛けになり、とても楽しいです。

認知バイアスからは逃れられないとは思いますが、「あーこれもしかして」と考えたり気づくきっかけになるんじゃないかと思います。

もし価格について考えたり決めたりする機会があれば、また是非読み返したいと思える本でした。

認知バイアスヤバイ。それを活かした行動経済学イカス。