【2023年版】WSL を利用し Windows 上に Ubuntu の開発環境を構築する
2023年も終盤ですが、久方ぶりにフレッシュな環境構築を行いました。 来年4月に Ubuntu 24.04 が出た際に全く同じ手順を辿るかもしれないので、構築方法をまとめておきます。
大部分は過去に行った内容通りです。
ちなみに何故か Mac のセットアップは Gist にまとめています。
Notes to set up macOS · GitHub
WSL の導入
2022年11月に Windows Store で WSL が公式リリースとなっていたようなので、Windows Store からダウンロードします。
既に導入済みの方は wsl --update
で最新のストア版が導入されるようですが、私は Windows Store からダウンロードしてみました。その後 Powershell から wsl --update
を叩いてみたところ、The most recent version of Windows Subsystem for Linux is already installed.
と出たので、このあたりはうまく連携しているようです。
気が付いたら Windows Store 周りがかなり整備されてそうですね。
Ubuntu 22.04 の導入
こちらも Windows Store から導入できます。
WSL と言ったら2023年現在は WSL 2 を指すと思うので確認が必要かはわかりませんが、wsl -l -v
を実行すると WSL のバージョンが確認できます。
> wsl -l -v NAME STATE VERSION * Ubuntu-20.04 Stopped 2 Ubuntu-22.04 Running 2
以前導入した 20.04 に並んで 22.04 が表示されているので、問題なさそうです。
Windows Terminal の導入
こちらも Preview ではく公式リリースされており、導入から設定まで GUI で完結するようになっていますね!
Colour Scheme や Starting Directory が GUI から設定可能になっているので、必要に応じて設定します。私は今回デフォルトで問題ありませんでした。
最近、常にデフォルトを心がけています。笑
Ubuntu の CLI 環境構築
Terminal
開発に最低限必要となるツールをまずは一式導入します。
sudo apt update sudo apt upgrade sudo apt install vim-gtk git tmux xsel curl direct ripgrep tig gh make exuberant-ctags
そして GitHub 公式に従い、新しく SSH Key の生成と登録を行います。
個人的に .ssh
内ではディレクトリによる鍵の管理を行いたいので、以下の設定を .ssh/config
に追記し、ssh -T github.com
による疎通確認を行います。
Host github.com HostName github.com User git IdentityFile ~/.ssh/github/id_ed25519
GitHub へアクセス可能になったら dotfiles 一式を README に従い導入します。
README の記載にある通り、GPG Key の生成を行い、環境変数 export GIT_CONFIG_PARAMETERS="'user.signingkey=<YOUR GPG KEY ID>'"
を利用し、Git の設定に動的に流し込むようにする。
README に記載のあるツール一覧の導入を行えば、基本設定は完了です。
Docker
PostgreSQL などを Docker で使いたいので、Docker を導入します。この方法が一番バージョン管理がしやすいと思います。
その後、sudo
なしで使うための設定を行います。
PostgreSQL Client - psql
PostgreSQL のクライアント psql
は apt
で導入しておきます。
sudo apt install postgresql-client-common postgresql-client