Taka の日記帳

Taka が綴る日常の記録

娘、爆誕🚀英国籍・日系イギリス人🇬🇧

2025年1月12日に娘が爆誕しました🚀

両親ともに日本人ですが、出生時に自動的に英国籍が付与*1され、いわゆる「日系イギリス人」、英語でいうところの Japanese British となりました。

日本国籍も自動的に付与されてるので、いわゆる二重国籍になります。

せっかくの体験でしたので、イギリスでの出産体験についてまとめたいとおもいます。

妻レビュー済みですので、妻側の感想などは本人のものです。

出産費用

イギリスはそもそも医療費が基本無料なので、出産に関わる費用も無料です。

妊娠中の複数回のスキャン、2-3週間に1度の検診も全て無料でした。

出産当日の無痛分娩の費用やその後の入院費用も当然無料です。

出産後の定期検診や必要に応じての追加検診、その他全ての医療が無料で受けられます。

全て無料の中、妊婦の意思で出産方法を選べること、妊婦や子供は優先的に医療が受けれるのは嬉しいです。

タイムライン

  • 11日深夜3時過ぎー陣痛開始😩
  • 12日0時半頃ー病院へ移動🏥
  • 12日4時前ー麻酔注入💉
  • 12日9時40分ー出産開始💪
  • 12日10時12分ー娘、爆誕🚀
  • 14日昼頃ー母子ともに退院🙌

出産前夜

11日の深夜2時頃にいわゆる「おしるし」が発生し、深夜3時過ぎから陣痛が始まりました。妻曰く「人生で一番痛かった下痢での腹痛を10とするなら2-3位の痛み」が10-20分おきに来る感じだったようです。

基本的にこの状態では病院に行っても家に帰される(出産まで遠すぎる)ので、「陣痛の間隔が5分に1回になる」か「破水する」までは家で通常通り過ごすことになります。

とはいっても、軽い腹痛が断続的に来るのであまり寝られなかったようで、陣痛間隔が5分になるまでの20時間程度、痛みは耐えれるが睡眠不足で辛い状態を過ごしていました。

間隔が5分ちょっとになったタイミングで、友人に連絡をし、病院へ向かいました。

病院へ向かう頃には、陣痛時の痛みの度合は「4くらい」だったそうです。

出産当日 ~ 麻酔注入まで

深夜1時頃に病院に到着しました。子宮口は4cm程度開いていたようです。

ここから数時間、子宮口が5cm程度になるまでは一旦待機となりました。

このころから目に見えて陣痛の痛みが強くなっていたのがわかりました。

深夜4時前には「痛みは10以上」「痛みの種類が違う」「人生で一番痛い」という状態に達していました。

麻酔注入直前の陣痛時の表情は、完全に目が虚ろというか、限界を超えた痛みなんだろうなというのが容易に伝わる表情になっており、「早く麻酔入れてあげて!」と、それだけでした。

身体がガクガク震えてより、病院スタッフによると「アドレナリンによる震え」とのことでした。

無痛分娩の場合ここが痛みのピークですが、自然分娩だとここから更に痛みが増していくんですよね……。

凄すぎます。

出産当日 ~ 麻酔注入から出産直前

4時半からもうほぼ朝5時、ついに脊椎に針を入れ、麻酔が注入されました。

イギリスでは最低1時間に1本、痛みが出る場合には30分に1回麻酔が再注入できます。

麻酔を入れた瞬間から痛みはほぼ完全に消えたようで、妻も非常に元気になりました。

元気というか、朝9時まで寝ていたようです。

無痛分娩用の個室に移動済みでしたので、私も床にキャンプ用マットを敷いて寝てました。

キャンプ用マット、持ってきててホントに良かった!

持って行ってなかったら、床に直で寝るか(多分寝付けない)、麻酔が聞いてスヤスヤ眠ってる妻を4時間眺めながら Kindle を読むくらいしか選択肢がなかったと思います。 一回帰宅する選択肢もなくはなかったですが、帰ると出産のタイミングを逃す恐れがあったので病院に留まりました。

出産の瞬間

9時まで寝ていたと言いましたが、その間にも検査や確認などが入り、8時半頃に「あと1時間したら出産を開始する」と判断が入りました。

確かこのあたりでホルモンの注入も始まってたような気がします。2mg とか表示されてた気がします。

9時20分ごろにベットを分娩モードに変形させ、9時40分から出産(英語では単に push と呼んでました)が開始!

ホルモン注入量は4mg, 6mg, 8mg, 最終的には12mg あたりに徐々に上がっていたと思います。

そして10時12分、娘、爆誕🚀

僕は足側から助産師の方と一緒に足を押し上げてたので、

  1. 徐々に赤子が下に降りてくる場面
  2. 頭の先が出て髪の毛が見えた瞬間
  3. 会陰切開の瞬間
  4. 赤子を取り上げる瞬間
  5. 産声を上げる瞬間
  6. 胎盤を引きくぬ瞬間
  7. 反転した子宮を押し戻す場面

をすべて間近で見ました。写真も撮れましたが、あまりにセンシティブな画像になるので、落ち着いた際に一部だけ取っています。

へその緒の切断は私がしました!太いゴムチューブを切るような、不思議な感触でした。

会陰切開した瞬間に一気にスムーズになったこと、それと同時に(当然ですが)大量出血し始めた場面など、貴重な場面を見れました。

ちなみに妻の感想は「でっかい💩してたら皆が褒めてくれた😳」でした。

ちょっとおもしろすぎますが、それくらい麻酔、無痛分娩が出産の負荷を下げてるんだなと感動しました。

全体の感想としても「麻酔入れてからは簡単」「その直前の陣痛が痛すぎる」とのことでした。

医療が発展して、その直前の陣痛の負荷軽減、会陰切開の不要化などが起きればさらに出産の負荷が減ると思うので、そのあたりに期待ですね。

出産直後

出産直後は麻酔も効いており痛みなく、達成感もあったのか妻が「歩き回って良い?」と病院スタッフに質問しており、若干「こいつ元気過ぎんか?」と引かれてた気がしますが、車いすで出産直後の母子のための病室への移動となりました。

妻のケースでは24時間経過観察して、母子ともに検査結果で問題なければ退院予定だったので、私はこのタイミングでいったん帰宅しました。

病院を出た時間は13時くらいだったと思います。

そこから仮眠をとって、所属するスポーツクラブへ向かい、テニス2時間、サウナ、ジャグジーと堪能して帰宅し、翌日の新しい家族の出迎えに備えて就寝しました。

退院と帰宅

翌日の検査では子に問題はなかったものの、母の方の尿が少なすぎるので様子見ということで退院は翌々日となり、結果出産後に2泊することになりました。

予定より1日退院が伸びましたが、母子ともに問題なく、14日の昼過ぎに退院しました。

当初の予定では妻にはタクシーで帰ってもらう予定でしたが、全然歩けるとのことでしたので、ベビーカーを押して親子3人でバスで帰宅しました。

病院を出る際にすれ違った妊娠後期あたりの方が、すごく幸せそうな顔でベビーカーで眠る我が子を見ていたのが印象的でした。こちらの感想でしかないのですが、「こんな可愛い子がもうすぐ生まれるんだ!」という表情に見えました。というか、僕が小さい子を見たときにそう思っていたので、その人の表情をそう読み取った感じです。笑

その後 ~ 生後10日まで

母子ともに健康です!

退院翌日にミッドワイフの家庭訪問、その後も経過観察のためにこちらから何度もミッドワイフに会いに行っており、手厚いサポートを受けています。 頻繁にミッドワイフに直接会えているので、心配事や質問もすぐにできているので助かっています。

妻は退院翌日には一人で歩いて買い物に行っていました。

超健康!

新生児のお世話

現段階では「よくわからないけど泣いてることがない」のと、毎回平均3時間は寝続けるので、大きな負担なく生活できています。 ただ、深夜に最低1回はお世話のために起きないといけないので、そのあたりを加味した生活リズムがまだ作り切れてないです。

基本夜中は私がお世話してるのですが、どうしても翌日昼前まで寝てしまうので、2月に仕事復帰するまでには良いリズムを見つけたいなと思っています。

0時から1時に一回寝る、3-4時にお世話で起きる、その後8時から9時まで寝る、とできれば6時間くらい夜番をしても寝れるので、適度に昼寝を入れたらよい感じのリズムになるんじゃないかなと思っています。もっと早く寝れればさらに睡眠時間を伸ばせますが、今のところ夜テニスを犠牲にするつもりはないので、このあたりが良い塩梅な気がします。

今後も家族全員健康で、皆がハッピーに、娘が健やかに育ってことを祈るばかりですね!

*1:出生時に自動で英国籍が付与されるための条件は様々ありますが、「イギリスで出生し、出生時に両親のどちらかが永住権を保持している」に該当したため、生まれながらにイギリス人となりました。興味がある方はイギリス政府公式サイトで確認できます。